IDaaS(サービスとしてのID)とは
新しいデジタルアプリ、ツール、その他の製品が日々市場に出てきており、その製品はすべて、SSO(シングルサインオン)からの認証、さまざまな権限、多要素認証、IP/ロケーションベースのアクセスなどが求められます。
それの何が問題かというと、世界中のさまざまなサプライヤーがデジタル製品を製造しているせいで、SSOが大変なんです。そこで IDaaS(サービスとしての ID)の登場ですよ。
組織は IDaaS を使って、チームメンバーの認証や、必要な人のみへのアプリ、ツール、ネットワークへのアクセスの提供ができるんです。
TeamPassword のパスワードマネージャーで、中小企業はチームメンバーと安全に認証情報を共有できるようになります。14日間の無料トライアルにサインアップして、 TeamPassword をぜひチームでお試しください!
目次
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IDaaS(サービスとしてのID )の解説
組織では、複数のネットワーク、環境、ツール、アプリケーションなどが使われることが多く、それぞれに異なる言語や複雑性がありますが、IDaaS は、このようなプラットフォーム間のギャップを埋めながら、SSO(シングルサインオン)と認証サービスを提供するクラウドベースの IAM(IDおよびアクセス管理)ソリューションです。
さらに、IDaaSには、以下のようなものも含まれる可能性があります:
- モニタリング、分析、レポート
- システム/ネットワーク統合
- アクセス権
- セキュリティツール
- プロビジョニング
- ディレクトリ管理
- VPN認証
- マルチデバイス認証 - ユーザーのノートパソコン、携帯電話、タブレットの認証
- 時間認証 - 特定の時間帯や限られた期間のみログインできる。
- OTP - (テキストまたはメールによる)ワンタイムパスワード
- アプリベースの認証 - Google Authenticator またはカスタムソリューション
- 生体認証 - 指紋認証、顔認証
- USBパスワードキー
- 位置情報/IPベースサインイン - 特定の場所やIPアドレスからしかサインインできない
例えば、多くの人が日常的に利用している Google の GSuite は IDaaS の良例に挙げられます。GSuite のアカウントにサインインすることで、Gmail、ドライブ、カレンダー、Google Cloud Platform、そして多くのサードパーティアプリケーションなど、Google の全サービスにアクセスできますよね。
また、GSuite の管理者は、各ユーザーの権限管理、アプリ/統合/ワークスペースの管理、デバイスやディレクトリの管理など、さまざまなことができます。
IDaaS が企業にもたらす利益
IDaaSは、企業の生産性とセキュリティに関する多くの問題を解決し、オンボーディングとトレーニングを最小限に抑えながら、スケーラビリティを促進します。
また、今日のリモートワーク環境では、従業員が国外も含めた社外のネットワークによる機密データへのアクセスがよくあるため、IDaaS は極めて重要です!
以下は、IDaaS の主なメリットです:
- クラウドベースであることから、IDaaSの導入は迅速かつ費用対効果に優れており、コストのかかるオンサイトのインフラが不要になる。
- 認証の一元化により認証情報の管理が不要となり、パスワードの脆弱性が軽減される。
- 優れたコントロールとモニタリングで組織のセキュリティが上がる。
- 従業員、ステークホルダー、サービスプロバイダー、エンドユーザーに安全が提供される、
- サイバーセキュリティの脆弱性が下がり、多くの一般的的なサイバー攻撃が軽減される。
- パスワードの管理や認証ではなく、タスクに集中してシステム間を移動できるため、生産性が上がる
- より安全で生産性の高い環境を遠隔地のチームに提供できる。
- GDPR(EU一般データ保護規則)や CCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)などの法規制への対応ができる
IDaaS の恩恵を受ける企業
従来、IDaaS は大規模企業レベルでしか利用できませんでしたが、技術の進化に伴い、より手頃な価格で中小企業などでも広く利用されるようになりました。
多くの中小企業では Google の Gsuite や Zoho が利用されています。これらは手頃な価格の IDaaS ソリューションを提供していますが、大規模企業向けの IDaaS に見られるようなカスタマイズ、認証オプション、高度な分析機能は備わってません。
ただ、複数のネットワーク、環境、アプリケーション、デジタルサービスがあるような比較的大きめの企業は、多くの生産性とセキュリティの問題を解決することで、IDaaS の恩恵を最も受けています。
IDaaS は、組織内外のユーザーの認証が必要な企業にとって最も効果的です。例えば、従業員、サービスプロバイダー、顧客など、ユーザーはそれぞれ、異なるアクセス権や特権を持つことになります。
以下は、IDaaS を最もよく利用する企業の一例です:
- SNS関連企業
- 保険会社
- 多国籍組織
- 金融機関
- SaaS 企業
- 公共サービス
- 政府サービス・機関
- 旅行会社・航空会社
また、パスワードマネージャーやハイブリッドSSO/パスワード管理ソリューションは、多くのサイバーセキュリティの脆弱性を軽減しながら、50人以下の小規模チームの企業にとって手頃なセキュリティを提供します。
IDaaS の構成要素
SSO(シングルサインオン)
SSO は、IDaaS の主な利点の1つです。SSOでは、メンバーはそれぞれ、大体は企業独自のダッシュボードですが、1組の認証情報を使ってツール、ネットワーク、サービスにアクセスできます。
このSSOで、生産性が上がると同時に、パスワードやマルチエントリーポイントの脆弱性が緩和されることから、セキュリティチームにとっては使いやすく、攻撃者にとってはより難しいものになります。
多要素認証
多要素認証も IDaaS の重要な利点の一つです。IDaaS には、アクセスレベルやユーザーごとに、異なる複数のタイプの多要素認証を統合する柔軟性も備わっています。
例えば、下層のサポートスタッフであれば、基本的な2FA(二要素認証)を求めておけばいいかもしれませんが、財務チームやITスタッフには、生体認証、OTP、USBセキュリティキーの組み合わせなど、より洗練された多段階認証が必要です。
IDaaS で、企業は多くの認証方法を使って、チームごとに異なる認証を適用することができるのです。
また、サイバーセキュリティの専門家は、多要素認証を以下の3つのカテゴリーに分類しています:
継承:バイオメトリクス認証方式
所有:デバイスの認証方法
知識:パスワード/シークレットコード/フレーズによる認証方法
多要素認証は、ログインする人が本人であることを可能な限り高いレベルで確認することを目的としており、それが、攻撃者がチームメンバーの認証情報を盗むだけで会社のシステムにアクセスできる可能性を軽減します。
ディレクトリ管理
IDaaSは、従業員、顧客、パートナー向けに、安全で拡張性の高いクラウドディレクトリのソリューションを提供しており、企業は IDaaS を利用することで、機密性の高い ID や認証データを個別に保管しながら、必要なときにアプリケーションやシステムへの安全なアクセスを提供することができます。
そしてこの IDaaS によるディレクトリ管理は、企業の機密情報と個人情報を分離し、データ侵害時の被害を最小限に抑えるという重要な役割を担っています。
プロビジョニング
プロビジョニングは、複数のアプリケーションやシステムでユーザー識別を行う上で重要な役割を果たします。IDaaSは、SCIM(複数ドメイン間でユーザーID情報のやり取りを自動化するための規格)によってこれを実現し、SCIMによって、従業員の退職、サービスプロバイダーの契約終了、顧客のサービス終了など、ユーザーが不要になったときに、全システムからそのユーザーを外すことができます。
アクセス管理
IDaaS は、安全で制御されたアクセス管理を使って、企業のデジタル資産やリソースへのアクセスをユーザーに提供しており、多くの場合、カスタム API やクラウドベースのソフトウェアを通じて、レガシー(旧式)システムと最新のインフラストラクチャの統合をシンプルにします。
小規模企業のための安全な認証
サイバーセキュリティの最も大きな脆弱性は、パスワード管理です。パスワードは企業のネットワークやデータへの鍵であるため、認証情報の効果的な管理は極めて重要です!
大抵の中小企業にとって、IDaaS や SSOソリューションは単純に手が出せる額のものではないですが、そのような企業でも他の大規模企業と同様に、企業、顧客、ユーザーのデータの保護は必要です。
そこで TeamPassword のような安全なパスワードマネージャーだと、中小企業の安全な認証のための解決策であり、中小企業や代理店が認証情報を安全に共有・管理するための手頃なソリューションを提供します。
TeamPassword による SSO
TeamPassword は SSO アプリケーションではありませんが、会社のパスワードをすべて一元管理し、安全なパスワードマネージャ内に閉じ込めます。パスワードが全部1つの場所にあるため、チームメンバーは TeamPassword の認証情報であるパスワード1つしか必要ありません!
ログイン後、従業員は TeamPassword をアクセスキーとして、メール、メッセージアプリ、SNS アカウント、メールマーケティング、生産性向上ツールなどへのアクセスができます。
また、チームメンバーは TeamPassword を共有および個人の認証情報に使用できるため、全員の会社資産へのアクセスを完全に制御することができます。
アクセスの安全な共有
多くの中小企業では、まだメール、スプレッドシート、またはメッセージアプリを介して生の認証情報を共有していますが、このような共有方法は、多くのセキュリティ上の脆弱性を露呈し、企業には不正な共有やアクセスを制御する手段がありません。
TeamPassword では、社内チーム、契約社員、クライアント、その他のステークホルダーとアクセス権を共有するためのグループを作成することができます。ワンクリックでグループへのメンバーの追加や削除が可能で、企業のデジタル資産やシステムに対する完全なアクセスコントロールを実現します。
TeamPassword は、複数のクライアントや数百のアカウントを管理する代理店に特に便利です。TeamPassword プラン1つで、クライアントとアカウントをすべて一元管理することができますからね。
デスクトップやモバイルへのアクセスが簡単
チームは TeamPassword のブラウザ拡張機能(Chrome、Firefox、Safari)またはモバイルアプリ(iOS、Android)を使って、会社のアカウントにログインすることができます。
また、Twitter のように同じプラットフォームで複数のアカウントを持っている場合、TeamPassword ではそれぞれに名前を付けることができるので、従業員は正しい認証情報をすぐに検索することができます。
さらに、TeamPassword のブラウザ拡張機能では、ユーザー名とパスワードのフィールドをオートコンプリートしてデスクトップサービスにサッとアクセスでき、モバイルアプリでは、認証情報をコピー/ペーストしてモバイル専用アプリケーションにアクセスできます。
安全なパスワードジェネレータ
企業にとって最大の課題の中に、強力なパスワードの徹底と、チームメンバーによるパスワードの使い回しを防ぐということがあります。覚えるべきパスワードが多すぎることから、従業員はこのような安全でない習慣を実践してしまうのです。
でも TeamPassword を使えば、チームメンバーはパスワードを覚える必要がなくなるので(もちろんTeamPasswordの認証情報以外ですよ)、アカウント全てに長くランダムでユニークなパスワードを作成することができます。
TeamPassword に内蔵された安全なパスワードジェネレータにより、数字や文字(大文字/小文字)、記号を使って12~32文字のパスワードを作成することができます。そしてパスワードを保存またはリセットすると、TeamPassword は全ユーザーに対してその認証情報を更新します。
2FA(2要素認証)
TeamPassword は、iOS と Android で利用可能な Google 認証による 2FA(2要素認証)機能を備えています。また、各チームメンバーはセキュリティコードをダウンロードすることができるので、TeamPassword アカウントからロックアウトされることはありません。
アクティビティログとメール通知
TeamPassword のアクティビティログ(記録)とメール通知システムにより、ユーザーのアクセスを監視して疑わしいアクティビティを速やかに特定することができます。また、ログイン、新しいパスワード、認証情報の削除、共有アクセスなど、TeamPassword の全アクティビティに対してメール通知の設定ができます。
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